更新日 2021年2月6日
「チャットレディの確定申告って必要なの?」
「所得が20万円を超えると確定申告しないといけないの?」
こんにちは、かな(20代黒髪メガネ地味系w)です!
会社員・OLがチャットレディの副業で収入を得る場合、税金のことについて考える必要があります。
でも、税金のことなんて、学校では教えてくれなったし、気軽に聞ける相手もいないので「いったい、どうすればいいの?」って困ってしまいますよね。
なるべくなら、違法なことはせずに税金の支払いを1円でも安くすませたいところです(笑)
そこで、ここではチャットレディの確定申告についてご紹介します。
Contents
確定申告ってなに?
確定申告書B
確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の所得を合算し、それに対する税額を計算した後、翌年の2月16日から3月15日の間に申告・納税することをいいます。
給与所得や退職所得を除く各種所得総額が20万円を超える場合には、確定申告をする必要があります。
チャットレディの収入が20万円以下なら確定申告しないでいいの?
それでは、まず次の文章を読んでみてください。
チャットレディの収入は、20万円以下なら確定申告はしなくていい。
これ、一見正しいことが書いてあるように見えます。でも、実は正確ではないんです。
どこが正確ではないかというと、「収入」の部分です。
「え?どういうこと?」と思われたかもしれません(笑)
では、まず「収入」という言葉について説明していきますね。
「収入」とは?
チャットレディでお仕事をして、事務所から頂ける報酬のことを「収入」といいます。
例えば、1年間お仕事をして合計30万円の報酬を頂いたとしましょう。
すると、あなたの収入は「30万円」となります。
「何を当たり前のことを言っているの?」と思われるかもしれませんが、このまま話を続けますね(笑)。
「経費」とは?
チャットレディでお仕事をする場合、お仕事に使うためのお化粧道具や、衣装を購入することがありますよね。
このように、チャットレディのお仕事をする際に必要となる支出のことを「経費」といいます。
例えば、1年間で合計12万円ほどチャットレディで使う衣装を購入したとしましょう。
この場合、あなたの「経費」は12万円となります。
※何が経費として認められるかは、判断が難しい場合もありますが、基本的にチャットレディに関するものであれば経費になります。例えば衣装、ウィッグ、メイク、事務所への交通費などです。
「所得」とは
では、ここで「所得」という新しい言葉を覚えてください。所得とは、「収入から経費を差し引いた額」のことを言います。
上記の例の場合、収入が30万円、経費が12万円でした。すると、
「収入30万円-経費12万円=所得18万円」
このように、あなたの所得は18万円ということになります。
「20万円以下の所得」なら確定申告は不要
では、もう一度以下の文章を読んでみてください。
もうお分かりですよね? この文章は、正確ではありません。
正しくは、こうなります。
「20万円以下の収入」ではなく「20万円以下の所得」が、確定申告が不要になる条件なんです。
学生・専業主婦の場合は38万円以下なら確定申告は不要
学生・専業主婦の場合は、控除額が増えて38万円以下になります。
例えば、アルバイトをしていない主婦の場合、チャットレディの1年間の「所得」が38万円以下であれば、確定申告は不要です。
しかし、38万円を少しでも超えれば、確定申告が必要になります。
専業主婦とは、要するに「収入をどこからも得ていない」状態のことです。
同じ主婦であっても、アルバイトをしていて事業主からの給与が発生していれば、控除額はOLと同じく20万円となります。
チャットレディの所得が20万円以下でも申告が必要な場合
このように、1年間のチャットレディの「所得」が20万円以下なら、確定申告は「しなくても良い」です。
ただし、例えば医療費控除の適用を受けるための税金還付の申告を行う場合には、20万円以下の所得であっても申告する必要があります。
また、会社バレしたくない場合にも必要です。
※詳しくは以下のページをご覧ください。
参考:チャットレディの副業が会社にばれないようにする方法は!?
確定申告しないとどうなるの?
確定申告って今までしたことがないし、手続きが面倒そうなので、やりたくないですよね?
もし、チャットレディの所得が20万円(専業主婦38万円)を超えた場合に、確定申告をしないと、どうなるのでしょうか?
確定申告を怠ると、その滞納所得額に対して以下の税金がかかります。
- 延滞税
納付期限の翌日から納付するまでの日数に対する本税を対象とした利息分が延滞税として課されます。延滞税の税率は、毎年異なます。
- 無申告加算税
確定申告の申告書を3月15日までに提出しない場合、追加で税金を支払うことになります。収めた税金の金額が50万円までは15%、50万円以上の場合は20%上乗せとなります。
確定申告のメリット
会計ソフトの画面
確定申告には、実は大きなメリットがあります。
所得を65万以下に収めると、非課税納税者となって、住民税も所得税も支払う必要がなくなります。
これは、大きなメリットです!
個人事業主として確定申告を行う場合、経費になるものは、しっかり計上してください。
確定申告の管理ソフトとしては、「やよい会計の青色申告」が使いやすくておすすめですよ(私も使ってます!)。
まとめ
面倒な確定申告ですが、申告が遅れれば遅れるほど、支払う税金が多くなります。
また、申告をせずに放置しておくと身バレの危険が高まります。
「収入」ではなく「所得」が20万円を超えそうな場合は、きちんと確定申告の準備をしていってくださいね。